すてきな明日のために「ストーリーテラー志願」
だれにも、ひとつやふたつの話しはあるものです。それを自分の言葉で語るだけでいいのです。語っているうちに、自分のものになってくるものです。最初から、語りのベテランはいません。どこで聞き手が反応するのか、どんな間を入れれば効果的なのか、はじめないことには、何もはじまらないのです。
楽器を使ってもいいのです。てぶくろ人形を使ってもいいのです。音楽家になろう、人形劇をやろうと思わなければ、だれでもストーリーテラーになれるのです。
そう言われて語ってみたけれど、何ともやせっぽっちの内容になってしまって、「もうやめた」なんて思わないで下さい。気を落としていたのもつかの間、どんどん肉づきが良くなって、バルーンのように脹らんだり縮んだりと、自由自在にお話しが操れるようになります。
そして、いつか本当にそのお話しに、自分が出くわすときが来ます。そのときは、身振り手振りも自然な動きで語っていることでしょう。聞き手も、聴き手に変身しているでしょう。それは、考えて語っていないからです。心で語っているから、たとえ言葉に詰まっても、つたない語彙の連続であったとしても、訛っていようと、相手の胸に飛び込む力が備わった、生きた言葉になったといえます。
自分を磨けば磨くほど、それに見合ったお話しが付いてきます。雰囲気を出すために、そのお話しをイメージする衣装を着てもいいでしょう。その衣装が、次第に本当に身についてくるから不思議です。黒い衣装を着ないといけないとか、ろうそくを灯さないといけないとか、そういう事に振り回されているとしたら、せっかくのあなたのお話しが小さくなってしまいます。あなたにしかできないお話しがあるはずです。だったら、あなたにしかできないスタイルもあるはずです。
パントマイムをしている人にとっては、この世界のすべてがマイムです。人形劇をしている人にとっては、すべてが人形劇につながります。お話しを語るものにとっては、この世はすべてお話しの世界に生き写しです。お話しが語られたから、この世界ができたようにも思えます。明日のそのまた明日に続くこの世界が、すてきなお話しを語れば語るほど、すてきな明日になっていきます。
参考:すてきな明日のために「トーリーテラー志願」
すてきな明日のために
だれにも、ひとつやふたつの話しはあるものです。それを自分の言葉で語るだけでいいのです。語っているうちに、自分のものになってくるものです。最初から、語りのベテランはいません。どこで聞き手が反応するのか、どんな間を入れれば効果的なのか、はじめないことには、何もはじまらないのです。
楽器を使ってもいいのです。てぶくろ人形を使ってもいいのです。音楽家になろう、人形劇をやろうと思わなければ、だれでもストーリーテラーになれるのです。
そう言われて語ってみたけれど、何ともやせっぽっちの内容になってしまって、「もうやめた」なんて思わないで下さい。気を落としていたのもつかの間、どんどん肉づきが良くなって、バルーンのように脹らんだり縮んだりと、自由自在にお話しが操れるようになります。
そして、いつか本当にそのお話しに、自分が出くわすときが来ます。そのときは、身振り手振りも自然な動きで語っていることでしょう。聞き手も、聴き手に変身しているでしょう。それは、考えて語っていないからです。心で語っているから、たとえ言葉に詰まっても、つたない語彙の連続であったとしても、訛っていようと、相手の胸に飛び込む力が備わった、生きた言葉になったといえます。
自分を磨けば磨くほど、それに見合ったお話しが付いてきます。雰囲気を出すために、そのお話しをイメージする衣装を着てもいいでしょう。その衣装が、次第に本当に身についてくるから不思議です。黒い衣装を着ないといけないとか、ろうそくを灯さないといけないとか、そういう事に振り回されているとしたら、せっかくのあなたのお話しが小さくなってしまいます。あなたにしかできないお話しがあるはずです。だったら、あなたにしかできないスタイルもあるはずです。
パントマイムをしている人にとっては、この世界のすべてがマイムです。人形劇をしている人にとっては、すべてが人形劇につながります。お話しを語るものにとっては、この世はすべてお話しの世界に生き写しです。お話しが語られたから、この世界ができたようにも思えます。明日のそのまた明日に続くこの世界が、すてきなお話しを語れば語るほど、すてきな明日になっていきます。
参考:すてきな明日のために「トーリーテラー志願」
すてきな明日のために
推薦書籍「ストーリーテラーたち 現代アメリカのフォークロア」
ストーリーテラーという言葉は、なじみが薄いかもしれません。日本では、語り部という方がいいかもしれません。この本は、語り部や読み聞かせを目指す方にうってつけの入門書となります。もちろん既に語り部として、読み聞かせとして活躍中の方にも、アメリカのストーリーテラーと対比することによって、その多様性が目に見えてきます。
人間は生きて行く上において、糧が必要です。その中の一つ「心の糧」というものが、語られる書籍です。この本では、アメリカのストーリーテラーたちの生の声が、そのまま活字になっています。普通音声をそのまま活字にすると、ニュアンスが伝わりにくいものです。しかし、それぞれのお話にまつわる背景も書かれていますので、そのお話のドラマ性が失われることなく、読み手を魅了します。
お話を語ることは、精神世界を豊かにします。その担い手として活動したい方には、きっと宝物となる逸品が、この本です。
ストーリーテラーという言葉は、なじみが薄いかもしれません。日本では、語り部という方がいいかもしれません。この本は、語り部や読み聞かせを目指す方にうってつけの入門書となります。もちろん既に語り部として、読み聞かせとして活躍中の方にも、アメリカのストーリーテラーと対比することによって、その多様性が目に見えてきます。
人間は生きて行く上において、糧が必要です。その中の一つ「心の糧」というものが、語られる書籍です。この本では、アメリカのストーリーテラーたちの生の声が、そのまま活字になっています。普通音声をそのまま活字にすると、ニュアンスが伝わりにくいものです。しかし、それぞれのお話にまつわる背景も書かれていますので、そのお話のドラマ性が失われることなく、読み手を魅了します。
お話を語ることは、精神世界を豊かにします。その担い手として活動したい方には、きっと宝物となる逸品が、この本です。